おしゃれな照明を置いて、一人暮らしの夜の時間をゆったりと過ごしたい!という気持ちとは裏腹に、「買ったけどなんかしっくりこない」「思っていたのと違う」と思った経験はないでしょうか。私自身、おしゃれにしたくて張り切って照明を買ったけれどもうまくいかなかった、という経験を何度もしています。
今回は、照明迷子だった私がやりがちだった失敗パターンを踏まえて、一人暮らしで失敗しない照明選びのコツについてご紹介します。インテリアのテイストに関係なく、参考になるエッセンスを整理しているのでぜひご覧ください。
照明選びのコツ① メイン兼サブ照明1つ+サブ照明の多灯にする
まずは照明の役割の違いを押さえておきましょう。
部屋全体をしっかり照らして明るさを確保する照明。 ex)シーリングライト
明るさが足りない場合に配置したり、インテリア演出のために使う照明 ex)テーブルライト、スタンドライト
私のオススメは、中程度の明るさのあるメイン兼サブ照明を一つ+お好みのサブ照明を組み合わせてちょうどいい光量とバランスをとるスタイルです。
一人暮らしの場合は当人が快適に過ごせるレベルの光量があれば十分なので、リビングやベッドルームはそこまでガッツリ照らさずに、中程度の光量の照明をメインに持ってきた方が落ち着いた空間にできると思います。逆に、メイクや身だしなみ、洗い物などしっかりと照らしたいときは洗面所やキッチンに備え付けライトがあるので、そちらを使えば十分です。紙で読み書きをする機会が減り、PCやスマホが中心の過ごし方に変わっているので、強いシーリングライトがなくても意外と困りません。

シーリングライトは一応設置しているものの、ほとんど使っていません。
特にマンションの場合は変な位置に柱が通っていることもあり、中央上部からのシーリングライトだけでは影になる部分が生まれてしまい、明るさとのコントラストでチカチカするような、落ち着かない雰囲気になることもあります。メインの光量を抑えつつ、サブで陰になる部分をうまく照らすことでストレスの少ない照明設計にできると思います。
照明選びのコツ② 高さを3か所に分けて配置する
光量だけでなく、配置もバランスよく分散して設置するのがおすすめです。私の場合はこんな感じです。
メイン兼サブ:目の高さ(固定ペンダントライト)
サブ① :サイドテーブル上(USBポータブル)
サブ② :床(USBポータブル)


この部屋はタテ・ヨコと複数の柱が入っているため、上からよりも下から照らした方が壁がうまく照らされて部屋全体が明るく、いい感じになりますね。暗くなりがちな角部分にもうまく光が入っています。夕方・曇りの日も外の明るさに合わせて明るさを調節できるのも利点です。
暖色系照明の注意点
ゆったり落ち着くためのライトは、オレンジがかった「電球色」になっているのですが、メーカーによって黄色っぽかったり、赤みが強かったり、オレンジの色味が異なります。この色温度の違いは「K(ケルビン)」という数値で表されるのですが、現実的には数値がわかったところで同じ値の照明を複数揃えられるわけではない…という問題があります。
私が使っているライトも微妙に色味が異なっていますが、間隔を置いて3つ配置するぐらいなら強い違和感はありません。4つ5つ…と増やしていくと、色味の違う光が混ざって気持ち悪く感じてしまいそうなので、3つぐらいに収めるのがバランスがいいと思います。
照明選びのコツ③ サブ照明にはコードレス照明を選ぶ
ベストな配置と組み合わせは、実際に自宅に置いてみるまでわからないことが多いです。壁や床の色合いや質感によって反射の見え方も変わりますし、壁との微妙な距離や向きによって雰囲気が変わることもあります。私も、今の配置にたどり着くまで何回か模様替えをしています。
事前に完全にシミュレーションしきるのは難しいので、簡単な解決策として、サブ照明はUSB充電式のコードレスタイプを選ぶのがおすすめです。コンセント式だと、コンセント口の数や距離の制約がでてしまうので、しっくりくるまで自由にカスタマイズできるコードレスタイプだと失敗しません。
ベランダに持ち出したりして楽しむこともできるので、使い方の幅が広がりますよ!
照明シミュレーションに便利なライト

どこに照明を設置したらいい感じになるか、シミュレーションに使える照明としてtwodoのライトベースがおすすめです。
本来はこのライトベースの上に好きなオブジェを置いて光らせる使い方をするものなのですが、試しに手持ちのフラワーベースにの中に入れてみたらめちゃくちゃいい感じになり、そのままサブ照明として大活躍してくれています。コップでもなんでも、手持ちの物と組み合わせられるので、大きさや配置のシミュレーションをするのに便利です。
いきなり本命ライトを購入するまえに、こういったものを使ってイメージづくりをするとお買い物の失敗が減ります。
照明選びのコツ④ 引っ越し直後に照明を買わない
家具の位置が決まって荷ほどきが終わると、ワクワクして照明をいきなり買いたくなる衝動に駆られると思うのですが、引っ越し直後にいきなり照明を買うと失敗するパターンが多いです。生活パターンが変わったり、家具配置が定まっていなかったり、柱の位置や陰になる部分が把握できていない、という状況が原因です。
単身向けの賃貸マンションだと大体の場合備え付けのメイン照明かダウンライトがついているので、まずは1~2か月ぐらいは生活を整えながら、どこに照明を置くと雰囲気がよくなるかゆっくり考えるのがオススメです。部屋での過ごし方として、PCや大型モニタなど、他に光源となるものをよく使うか否かによっても必要な明るさが変わってきます。特にプロジェクターは他の光源が強いと映像が見えにくくなるので、焦らずゆっくり新居での生活スタイルを固めていきましょう。
部屋に備えつけの照明がない場合の対処方法
物件によっては備え付けの照明が何もついておらず、当面の生活のためにどうしても急いでメイン照明を購入しなければならないパターンもあるかと思います。
コストを抑えたい場合
急場しのぎなのでとにかくコストを抑えたい場合は、ペンダント式のコード+裸電球が一番リーズナブルで、粗大ゴミにもならずに使いやすいと思います。ペンダント式が気に入った場合は、そのまま自分の好きなシェードを足して使い続けることも可能です。
電球は、ひとつでワンルームを照らせる出力のあるLED電球をオススメします。書き物やお裁縫をするならちょっと物足りないかもしれませんが、普通に夜間生活するには問題ない光量です。直接光源が目に入るとかなり眩しいので、タオルなりスーパーの袋なりで覆って調節してみてください。
※エジソンバルブは目に優しい反面、出力が弱いので電球1つで部屋を照らすことはできませんでした。LEDと違って発熱するので、最初に購入する際は普通のLEDにしましょう。
失敗しない名品ライト
「単身」で「急いでメイン照明を購入しないといけない」シチュエーションで、とにかく失敗しない名品は?と聞かれると、FLOSのMAYDAYが圧倒的にオススメです。

引っ掛けシーリングではなくコンセント供給式なので、脚立がなくてもどこでもすぐに使える点が強みです。
フックがついているので、写真のようにカーテンレールにかけたり、コートハンガーにかけたりと好きなところに設置できます。床置きでもOK!引っ掛けシーリングは部屋の中央上部にしか配置できないデメリットがありますが、MAYDAYは配置の柔軟性がものすごく高い点が特徴です。ガラスではなくプラスチック製なので、吊るしても危なっかしさが全くありません。ひっくり返して▼の穴にフックをかけて、天井を照らすアッパーライトとしても使えるようです。
自分で好きな電球を中に設置するタイプなので、光の色・強さを自由に決められる点も拡張性が高いです。スマート電球ももちろんOK。
この柔軟性+拡張性と、超定番商品なのでいつでもリセールできる点を踏まえると、失敗しない最初の一品としておすすめしたいです。私は、書斎でメイン照明兼デスクライトとして使っていますが、直接見ても眩しくないですし、ふわっと光るのでWEB会議の顔色もよく映って助かっています。
照明選びのコツ⑤ ベランダにソーラーライトを置く

室内だけでなく、ベランダにも少し灯りを足すことで外からもふわっと光を感じられます。意外とこれだけでも明るさがあるので、室内照明の補完になります。部屋の外にも光源があることで、夜間に窓ガラスに部屋の中が映り込まずに、自然と外の景色と部屋の中の視線をつなぐ効果があります。
私はオリーブの木を照らすように設置しているのですが、風で揺れる葉の影が壁に映る感じがすごく好きです。家に帰ってきたときに、部屋の中が真っ暗ではなくてベランダに灯りが見えるだけでなんとなく落ち着きます。
屋外照明は夜間自動点灯のソーラーライトがとても便利なのでおすすめです!使い方は別記事で紹介しています。
少しずつバランスを取りながら照明を足していけば失敗のリスクはぐっと低くなります!
お気に入りのテイストを見つけたら、失敗しないコツをうまく取り入れながら素敵なお部屋づくりを楽しんでくださいね。


