今回は、溜まりがちな本について、いくつかのカテゴリに分けて、私なりの手元に置く・置かない基準や、代替アイデアをお伝えします。
道具編、コスメ・スキンケア編よりも、内容を加味して考えないといけない分ちょっと複雑になってきます。他の項目でウォーミングアップしたらチャレンジしてみましょう。


電子書籍vs紙書籍どっち派?
ミニマリストは電子書籍が大好きなイメージがありますが、結論、私は電子書籍はほとんど利用しません。飛行機のフライト中の娯楽費と割り切って買うことはたまにありますが、基本は紙書籍派です。
ネットでなんでも情報も娯楽も手に入る時代なので、情報鮮度が落ちるスピードは昔より早くなっています。今日読んで、来年も再来年も読み返す必要がある情報というのはごく限られているので、リセールの効かない電子書籍はコストパフォーマンスが悪いという観点から、あまり購入しないようにしています。基本は、紙書籍で購入し、読んで頭に入れたら情報鮮度が落ちないうちにさっとリセールする、というのが私の本に対する考え方です。
本のジャンルによっては、そもそも購入しないという判断をしているものもあるので、ジャンルごとにどういう考え方をしているのか解説します。
職業、学業に関連するもの(参考書、専門書など)
仕事に必要な専門書は収納スペースをケチらない
冒頭で「あまり継続所有しない」と申し上げましたが、仕事で使用する専門書に関しては仕事道具の位置づけなので継続所有することにしています。専門書は電子書籍が販売されておらず紙オンリーが一般的なので、ある程度かさばることはやむなしと割り切っています。私は在宅ワーカーなのですが、仕事で必要なときにパッと取り出したり、付箋やマーカーを引いたりという動作は圧倒的に紙媒体に利があるなと思います。1分1秒のロスの積み重ねが業務効率に影響してくるので、特段断捨離基準はなく、むしろ書斎に収納スペースを確保して拡張しています。
一般スキル系は、本ではなくインターネット検索を活用する
「Excelの利用術」みたいな一般的なジャンルの本を過去に購入した経験があるのですが、「一般的すぎるジャンルはそもそも購入しなくてもいいかも」というのが私の感想です。
例えばExcelの関数などは、今はありがたいことにGoogle検索やAIサジェストでほとんどの疑問が解消できますし、PC⇔本(タブレット)を行ったり来たりするような非効率な導線はそもそも必要ない時代になってきたなと思います。「単に答えを知れれば足りる」タイプの知識に関しては、紙媒体の本は断捨離してしまってもよいのではないかなと思います。
理解が必要なスキルは、購入せずに図書館を活用する
「決算書の読み方」のような、「答えだけでなく考え方を身に着けたい」というパターンに関しては、図書館を利用するのも結構オススメです。初級者~専門レベルまで様々な本が置いてありますし、手に取って自分に合ったレベルの中身か確認してから借りられるので、安心です。
1回読めば大枠のエッセンスはつかむことができ、再度読みたいニーズがない場合がほとんどで、図書館利用で事足りるように思います。逆に、図書館で1度読んだ後「良書だったので最新版を手元に置いて繰り返し読みたい」と思った場合は、改めて購入するのがいいと思います。私もこのパターンで購入した本が何冊かありますが、とても満足度の高い買い物でした。まずは無料の公的ナレッジを活用して、購入するべきかどうか判断してみるというのはとてもおすすめです。
手元に断捨離しようか悩んでいる本がある場合は、一度お近くの図書館まで散歩してみてはいかがでしょうか。中をぶらっと一周してみて、「結構家にある本とジャンルが被っているな」と思う場合は、その本は思い切って断捨離してみても良いかもしれません。読みたくなったらまた図書館に散歩しにくればよいのです。
英語の学び直しは、専用ツールを使う
いつか使うかもと思って高校英語の参考書をずっと取っておいたのですが、「意外と使わないので処分していい」が私の感想です。
大学受験向け英語と、社会人の学び直しニーズはやや異なるように思います。社会人の学び直しニーズは、短期間で文法をざっと一周しなおしたい、ビジネス頻出表現だけキャッチアップしたい、というパターンが多いので、受験英語とはポイントが異なります。
最近はYoutubeだけでもびっくりするぐらい良質なコンテンツが多いです。日本語ネイティブレベル・英語ネイティブの先生が発音も文法も解説してくれるので、学び直しが必要な場合は専用コンテンツに頼るのが一番だと思います。動画でなく本で自分のペースで学び直ししたい方は、社会人向けに特化した学び直し本が多数販売されていますので、高校英語の参考書は断捨離してしまってよいと思います。
英会話アプリでも自分が発話した内容にAIが文法添削をいれてくれる、自分でプロンプト指定してその文法やシチュエーションのお題に沿った会話をするなど、ものすごくカスタマイズ性が高いアプリが登場しています。本での学習よりもアプリをどんどん活用した学習に移行するのがおすすめです。
日常生活に関連するもの(片づけ、レシピ、節約術など)
SNSやブログの情報を活用する
日常生活系の情報は、Instagramやブログで十分情報として事足りていて、あえて購入する必要性は薄いと思います。ファンなので保存版として手元においておきたいなどのこだわりがない限りは断捨離してしまってよいと思います。
商業出版している日常生活系の著者はだいたいInstagramやブログなどを発信していて、その発信内容をリバイスして書籍化しているパターンが多いので、元となるSNSやブログをフォローしておくのが一番効率の良い情報アクセスだと思います。
自己啓発、教養に関するもの(生き方、哲学、歴史など)
手元に置いておきたい本を吟味する
一般的な自己啓発本は、一度理解してマインドセットが変われば、2度読む必要はないパターンが多いので「いらない」と整理して断捨離してしまうのも一つの手だと思います。
一方、哲学や歴史等は非常に深いテーマで、人生・時代のどのタイミングで読むかによって受け止め方が変わってくるものだと思いますので、手元に置いて折に触れて何度も読み返すことは非常に有意義だと思います。家の中に置いてあって、ふと目について数年ぶりに読み返す、という読書体験は図書館とはまた違う良さがあると思います。過激なミニマリズムにならないよう、こうした遊びを残しておくのもひとつの「余白」の考え方かな、とも思います。
ご自身が「手元に置いてまた読みたい」と思うかどうかの感性で、手元に置いておきたい一冊を吟味するのがいいと思います。保管スペースがなければ、売却して電子書籍で買い直すという選択肢もあると思います。
娯楽(小説、漫画、旅行など)
漫画・小説はフリマアプリを活用する
あまり大人が小説・漫画をじっくり何度も読み返すというシチュエーションはないと思うので、私はどうしても読みたいものがあればフリマアプリで中古で全巻購入⇒読後に全巻売却することが多いです。だいたい1回読んだら満足します。
電子書籍はスペースをとらず手軽な反面、割高なものも多く、長編漫画だとだらだらと課金しながらかなりコストがかかってしまい、辞め時を見失うことが多い点がネックだと思います。「読んでみたい」だけなら、焦らず、フリマアプリで全巻セットを購入するのがオススメです。大体購入時と同額、運がよければちょっぴり高く売れることもあるので、手数料・送料分ぐらいで全巻読めるのでかなりお得だと思います。面倒くさそう…と思われるかもしれませんが、購入時に梱包されていた資材を捨てずにそのまま再梱包すればいいだけなので、発送も思ったより簡単です。
既にお手元に漫画がたくさんある方は、すべて売却して、その売却益で何度も読み返したいお気に入りだけを永久保存版として電子書籍で再購入するとかなりすっきりするのではないでしょうか。
旅行ガイドもフリマアプリを活用する
海外旅行に関しては、ネットの情報だけでなく旅行ガイドの情報も確認するのが安心なので、1冊はガイド購入する派です。
ただ、旅行が終わってから旅行ガイドを見直すシチュエーションは0なので(旅の思い出の写真のほうを見返しますよね、普通)、処分することを見越して、最初から中古で購入⇒同額で売却という形にしています。時間がたつと最新版が発売されて旧版は値崩れしてしまうので、あまり寝かせずにすぐ売却するのがコツです。
ここまでのヒントを参考にしていただくと、だいぶ本棚がスッキリするのではないでしょうか。
本は、一度断捨離することが永遠の別れではなく、どうしても読みたくなったらまた購入することもできますので気軽にサクサク断捨離の手を進めてみるのがおすすめです。



